Ep.009 Boxfleshにガチ回答かましてみた。
質問箱。sns時代の革命ツールともいえる機能である。相手が一般人でも有名人でも匿名で質問ができる。ましてや専門的な知識やスキルを兼ね備えた人へは日々鋭い質問やものごとの本質を問うかのような無機質かつストレートな質問も投げられているだろう。
そんな私の質問箱にもなぜか女々しい質問が来た。
別れた人とまた友達にもどることは出来るか否か。
という趣旨のものだ。
全力でふざけながらガチ回答というのがコンセプトだったが、たまにはふざけのつまみを弱にするのも悪くない。
そこで、以下のような答えを用意した。
米と似てるかもしれん。
熱を加えるとウマい白飯になるが
冷めるとカッチカチになる。
そしてどんな手をつかっても
完璧なあのウマい白飯には戻らん。
だが、あんたらが目指してたゴールは
本当にウマい白飯だったんか。
トマトリゾット、雑炊、ソバ飯なんてのもある。
ググって火をかけ直しゃいい。
確かに弱火でよく煮込むから、根気はいるし、チョイと時間はかかるかもしれねぇ。
でもそれ喰ったときのほうが、
”あのときの白飯ってウマかったんだな”
って振り返れるんじゃねぇか??
むしろ一回白飯ができたからこそ
次の米料理がコシ光るんじゃないか?
超えろ。元カレ時間を。
納得頂けただろうか。
無論人間は、その大小に関わらず日々疑問を抱えながら、悩みながら生きていく生物であり、そもそも会話だって質問から始まるのである。その会話を代替しているのがSNSだとしたら匿名で質問に何かしらの熱意や哲学を以て答えることで相手ないしは自らに新しい知見や複眼的な思考の一片を授けることになるかもしれないのである。