Ep.011【実録。】ガールズバーで絶対に歌ってはいけない曲 7選

ガールズバー

おそらくこの単語を聞くようになったのは

大学生くらいからではないだろうか。

バー? 飲食店?? もしかして、、???

いかがわしいような、楽しそうな、はたまた妖艶な

まさに“魅惑”という言葉がピッタリな場所である。


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ま、実態は店員さん(ガールズ)たちと

ただ酒飲みながら(バー)

カラオケと世間話を楽しむという

何らフツーの空間なのだが、、、


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だがやはりバーである以上は

お客さんを楽しませる仕掛けや

工夫や接客術が肝となるのだが、

その代表的なものとしてカラオケとアルコールを複合させた素晴らしく、恐ろしいゲームが存在する。

そのゲームのテーマ曲に絶対に選曲してはならない曲がいくつかあるため、

これから仲間で行くぞォオ!という団体様、

よし、、ソロで乗り込んだラァァア!!

くれぐれも一読スクロールしてから

門を叩いて頂きたいと思う。

 

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1.さくらんぼ(大塚愛

 

言わずと知れた飲み飲ませソング。
カラオケ歌われランキング上位として有名だけに盛り上げようと知らずに入れてしまいマーライオンの量産が後を絶たないためタチが非常に悪い。すーいすーいすいすいすいやサビイッキなどあしきアル中カラオケを生んだ第一人者。

 


2.キセキ(GReeeeN


関東や首都圏の大学生がよく使うソングという印象。おじいちゃんイッキというカラオケならではのアル中文化のパイオニアである。
曲そのものの知名度や歌詞やメロディーラインの完成度はさることながらかつてオリコンランキングで一位を続けて冠するなど一度知ると二度美味しい曲でもある。
また、メロディーラインや歌詞が柔らかく、優しくもあるため逆にスルスルと酒が入っていくことがあるため気を付けなくてはならない。そう、静かで感動的なノリの中で飲まされる酒ほど酔いやすいものはないのだから。

 


3.紅(X JAPAN


高校野球の応援歌やブルーハーツでいうリンダリンダの地位を獲得した紅。
なぜノミネートされたか。それはガールズバーの恐ろしい酔い潰しコマンドが最大限に作用し、“こうかは ばつぐんだ!”
といわんばかりのエンハンスがかかるからである。そう、間奏イッキである。
通常、間奏イッキとは20秒程度の間奏があるテイでその間奏内でギリ飲めるかな程度の酒を用意して敢行されるのである。しかし、紅は違う。こやつの間奏はなんと63秒もあるのだ。本来20秒前後で飲み干すように組まれている酒を63秒内でチビチビ入れようなんて考えはtoshiのBメロ終わりの舌切りと共に魔の1分間へ消えていく。まるでわんこそばの皿交換に1.5倍速をかけたような速度で飲み干したグラスに酒が注がれる。そして曲が曲なだけに酒の恐怖感をことごとくギターとドラムが叩き消してくれるのだ。
これが1分続くとどうなるか。通常の間奏イッキの3倍の量をサビ前で飲まされることになる。そしてあの有名なサビをハイトーンとラウドボイスをキープしつつマイクに喉奥から投げるという芸当を敢行しなくてはならない。まるではげしいほのおを吹く竜王みたいに。そしてさらに絶望するのはその後である。そのサビが3回来るのである。富士Qでドドンパがタワーを登りきったと思ったら120℃エグられる高飛車が始まり、ようやく降りれると思ったらそのまま座席がグルグル回りええじゃないかに変身し、ようやく終わったと思ったら実は鉄骨番長が始まるかのような絶望感とある意味のスリルとおえっと感が体を襲ってくるのだ。
あえて言おう。
紅はダメ。ゼッタイ。

 


4.スパークルRADWIMPS


んー?歌わねぇよwと思ったそこのあなた。意外にも君の名は。とラッドの影響は大きくバラードチックにも関わらずカラオケソングとしての市民権をバチバチ得ているのです。そんな君の名は。ソングだが間奏の長さはJ-POPの中では4分超えと、ぶっちぎりでダントツなのだ。
また、異常にしんみりしてしまうため盛り下がる可能性と4分間延々と酒を注がれる可能性があり死ぬほどガールズバーにいることを後悔するためシンプルにオススメない。
ちなみに私はこの曲の間奏でバリカタのカップ麺を3つも作り、2つ完食した。
正に”間食”である。
え?

 


5.新宝島サカナクション


おおよくCMで聞く曲じゃん!
その通り。ご存知丁寧、丁寧、丁寧、でお馴染みサカナクション新宝島だが、何故かは知らないが、ガールズバーでのコールの豊富さとこの曲の相性がとにかく◎なのだ。つまり遊戯王で言うところのブラックマジシャンくらいサポートカードが豊富で一度あの特徴的なイントロが流れたらたとえ新人でも関係なしにいとも簡単に飲ませることができるのである。また、Aメロを利用した強引なイッキなんてザラなので本当に気を付けて頂きたい。そして、間奏こそ短いが、その数が多いのである。もしお姉さんに「お兄さんなに歌うの?」と聞かれたときにカッコつけて「俺くらいになると、、サカナクションかな、、」みたいな態度は絶対とらないように。

 


6.バスターコール(レペゼン地球)


とりあえず先言っとく。この曲そのためにあるぞ。歌詞読んでみ。ホントにヒドいぞコレ。トップオブ ザ アルハラとも名付けたい。またこのBPMと攻撃的かつ不思議なビートとメロディーがさらにアルコールのペースをカチ上げてくるという前代未聞の危険な悪ノリである。
そしてよく聞くと様々な“飲ませソング”がサンプリングされて散りばめられていることに気付く。このフレーズのどこか1つを知らない人はいない。したがって、この“悪ノリ”は人から人へ、人から酒へと人を、酒を、巻き込んで嗚咽と濁流の狂喜乱舞へと場をいざなう恐るべし曲なのだ。
もし、選曲してしまっても
”私は絶対責任とらない。”

 

 

7.イケナイ太陽ORANGE RANGE


いやいや何にも危なくないやん。
と思ったそこのあなた。のまれますよ。
まず店員さんやボーイさん、そして現在時点で学生や若い社会人でかつガールズバーに来る人の中でORANGE RANGEを知らないという人なんざ一体何人いるのだろうか?少なくとも聞いたことはあること間違いだろう。またこの曲がランクインした理由として曲の歌いやすさと盛り上げやすさにあるのだろう。
A-Bメロはすぐ終わるかつ上下の少ないメロディーラインとなっており、歌う者はキーを合わせやすく、聞いてる人はノリやすいという印象を受ける。また、この曲を入れたことを機にお客さんと店員さんのアイスブレイクにおける強大なツールとして作用するため、仲良くなり終いには、のまれ飲まされるような関係になり、笑顔で帰れないかもしれない。
また、特にyoutubeを通して全国のバーに知れわたっている可能性もあり、当時の曲の方がみんな分かりやすいかつ飲ませやすいと知った店員さんがそのコールを覚えない理由はないだろう。

 

 

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以上7選であったが、
これ以外にももちろん地元のコールやその団体特有のイカれたルールなど未知の盛り上がり方が潜伏しているであろう。
歌うと盛り上がることは間違いないのだが、くれぐれも彼女らのトリガーを引かないように気を付けて頂きたい。


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とはいえせっかく勇気を持って仲間とあるいはソロで入城したのだからどうせなら一度は泡吹くくらいの覚悟を持って挑むのも悪くはないであろう。

stay foolish, stay hungry.